
多くの日本人に愛されるラーメンが原因で薄毛になると聞いたら驚きますよね。しかし、食生活は髪の健康にとって重要なカギをにぎっているため見過ごせません。
そこで今回は、外食や家で食べるラーメンが薄毛を引き起こすメカニズムについてご紹介します。ラーメンと薄毛の関係について、いろんな角度から学んでいきましょう。
目次
ラーメンを食べると薄毛になる3つの理由
ラーメンを食べると薄毛になるという説があります。これは事実ですが、間違ってはいけないのはラーメンが薄毛を招く直接の原因になるわけではないことです。
髪の毛に影響するのは、ラーメンの食べ過ぎで塩分や脂質などを摂り過ぎたり、栄養が偏ったりすることが考えられます。では、どのようなメカニズムで髪の毛が薄くなってしまうのか詳しく見てみましょう。
薄毛になる理由1. 塩分の摂り過ぎ

ラーメンには多くの塩分が含まれています。販売されているラーメンにもよりますが、ラーメン1杯におよそ6~7gほどの塩分が含まれており、生麺よりもインスタントラーメンの方が含有量は多いです。塩分の多い食品は、高血圧を引き起こす原因になります。
そのメカニズムは、塩分を多く摂取することで血液中に含まれるナトリウムの量が増えることになり、体は慌ててナトリウムを薄めようと血液中に水分を集めて浸透圧を一定に保ちます。
結果、血液は増量することになり、血管壁にかかる圧力は増して血圧が高くなります。高血圧の状態は血液の流れを悪くして、頭皮の毛母細胞に十分な栄養と酸素を運べなくなることが原因で、抜け毛を増やして薄毛になります。
ラーメン1杯で1日の塩分摂取量を超えてしまう
厚生労働省は2015年4月より、日本人の1日における塩分(ナトリウム)摂取量の目標を男性8.0g、女性7.0gに変更しました。この数字は、これまでの基準より男性1.0g、女性0.5g低い基準に改訂されたことになります。
塩分摂取量が減った背景には、日本人の生活習慣病のトップといえる高血圧の発症を予防するねらいがあります。ラーメンには、6~7gほどの塩分が含まれているため、1杯食べただけでも1日の塩分摂取量に届くほど塩分が多いということです。
薄毛になる理由2. 脂質の摂り過ぎ
ラーメンに多く含まれる脂質も薄毛になる原因の一つです。ラーメンのスープに浮いている油を見ると、脂質の多さは一目瞭然ですよね。
さらにチャーシューなどの具が追加されると脂質の量も高まることに。多量の脂質を摂取した体は、皮脂の分泌が盛んになり、頭皮の皮脂量も増えます。
雑菌が繁殖しやすい頭皮環境になる
脂質を摂り過ぎると結果、雑菌が繁殖しやすい環境になり、毛穴はふさがって炎症が起こり、頭皮はダメージを受けて毛母細胞の働きが低下することで、抜け毛が増えて薄毛を引き起こすのです。
脂質の量はラーメンのタイプによっても違いますが、背脂を使ったこってり系のラーメンやチャーシュー麺は特に動物性脂肪が多く含まれているため、皮脂の分泌を増やしかねません。
薄毛になる理由3. 栄養が偏るから

ラーメンが好きな人は、毎日食べても飽きないと言いますが、ラーメンだけで済ます食事は栄養が偏ることも薄毛になりやすい理由です。
一般的なラーメンの栄養素は、ほとんどが炭水化物、塩分、脂質でできています。そのためビタミン、ミネラル、食物繊維などの成分が非常に少なく、栄養不足になりがちです。
体内の栄養素は、生命に関わる器官から優先的に使われていく
体内の栄養素は生命に関わる器官から優先的に使われていくため、髪の成長に必要な栄養素は足らなくなり抜け毛が増えて薄毛を招きます。
毎日ラーメンだけで食事を済ますことがある人は、栄養不足にならないよう注意しましょう。
薄毛予防を意識したラーメンの食べ方を紹介

ラーメンが薄毛を引き起こす原因を見てきましたが、一番の予防法はラーメンを食べ過ぎないことです。
しかし、ラーメン好きな人にとって食べることを我慢することは、つらい問題ですよね。ここからは、薄毛を予防しながらラーメンを食べるポイントを見てみましょう。
減塩を心がける
ラーメンを食べるときはスープを飲み干さずに残すことが減塩につながります。家庭で食べる場合は、インスタントラーメンやカップラーメンの粉末スープの量を調整したり、減塩タイプの商品を選んだりすることも効果的です。
どうしてもスープは全部飲みたいと思う場合は、他の食事で塩分を控えるようにして工夫しましょう。
栄養バランスを意識した食事をとる
ラーメンは塩分や脂質が多く野菜が極端に少なくなるため、髪の毛に必要な栄養素が不足しがちです。ラーメンを食べるときは、野菜が多いものを選んだり、トッピングでネギやもやしを増やしたりすることもおすすめです。
また、麺に使用される炭水化物は糖質を含んでおり、糖質の代謝には髪の成長に必要なビタミンB2を多量に消費してしまいます。ラーメンを食べた日は、別の食事でビタミンB2を補うことも忘れないことがポイントです。
そして、日頃から髪の栄養になるタンパク質、ビタミン、ミネラルなどは積極的に摂るようにしましょう。
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おわりに
ラーメンと薄毛の関係は、主に塩分や脂質の摂り過ぎと栄養素の偏りが原因です。そのため、ラーメンを頻繁に食べる機会がある人は、回数を減らすことが薄毛予防につながります。
また、塩分の摂り過ぎは薄毛だけでなく生活習慣病を引き起こす原因にもなりますので注意したいです。
しかし、極端に好きなものを我慢することは、ストレスを溜めて髪の健康にはよくありませんので、栄養バランスを意識しながらラーメンも楽しむようにしましょう。
ハゲ薄毛研究所編集部
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