
薄毛に悩まれる人は1,000万人以上と言われ、薄くなった髪の毛をどうにかしたいと、育毛剤の使用を考えたり、実際に育毛剤を頭皮に馴染ませている方は少なくありません。
育毛剤は医薬部外品として、気軽に購入をすることが可能ですが、そもそも医薬部外品とは何か、育毛剤の目的や選び方・より効果的を引き出す使用法など、みなさましっかりとおさえることはできていますか?こちらでご紹介いたします。
目次
育毛剤で言われる「医薬部外品」とは?

頭髪用の医薬部外品として主なものを挙げると、育毛剤やブリーチ剤、ヘアダイ剤などがありますが、まず「医薬部外品」とは何かについてしっかりとおさえておきましょう。
医薬品とは、化粧品の中間的な分類で薬事法に定められたもの
医薬部外品についてwikiを見ると、
日本の薬事法に定められ化粧品の中間的な分類で薬事法に定められたもの
とあり、さらに
人体に対する作用の緩やかなもので機械器具でないもの
とあります。
つまり、医薬品よりは緩和的で副作用のリスクを回避できるとともに、人体に何らかの改善効果をもたらすものと言えます。
医薬部外品の目的は防ぐことであり、治療ではない
前述でも記述したように、医薬部外品は薬事法で「人体に対する作用の緩やかなもの」と規定されています。医薬部外品の目的は”防ぐ”であり、”治療”ではないことをおさえていきましょう。
育毛剤の目的と成分について理解しよう

ここまでの説明で、医薬部外品とはどのようなことかについて説明をしてきましたが、おさえることはできていますでしょうか。
医薬部外品についておさえることができたら、続いて育毛剤について見ていきましょう。ここでは、育毛剤の目的と成分について触れています。
目的は頭皮の血行を促進し、毛根を活性化させること
育毛剤の使用を考えられる人は、抜け毛の量が多くて悩んでいるという人がほとんどではないでしょうか。抜け毛の量はヘアサイクルに従って、1日平均で60〜70本が自然に抜けるものと、日本毛髪科学協会の諸説にはあります。
そして1日に60〜70本程度の抜け毛量であれば心配するほどでもありませんが、1日に150本以上も抜けてしまう異常脱毛に悩まれている方は少なくありません。とくに男性型脱毛症とも言われるAGAの場合、1日に多くの髪が抜け、症状を回復させることは困難と言われています。
そして現在のところ、処置方法はできるかぎり脱毛の進行速度を遅らせる他にはないとも、日本毛髪科学協会の「新ヘアサイエンス」に記載されています。
脱毛の処置はできるだけ抜け毛の進行速度を遅らせることであり、進行速度を遅らせるために頭皮を清潔にすること、血行促進により毛根を活性化させることが大切なのです。育毛剤の目的は、ずばり「頭皮の清潔」「毛根の活性化」にあります。
成分は多種にわたる
育毛剤の配合成分には、さきほど触れた頭皮の清潔(皮膚の正常化)を目的にした成分と、毛根を活性化させるための成分があります。育毛剤製品には、これらの成分が適当に組み合わさって配合されているのです。
成分についてさらに説明をすると、植物などから抽出したものや、科学的に合成されたものなどさまざま。育毛剤の主な成分として有名なものをいくつか挙げると、血管拡張作用により血行促進に期待できるビタミンE、そしてセンブリエキス、またニンニクエキスといったところがあります。
また刺激によって血行促進や機能改善に期待できる、セラファンチンやパントテン酸カルシウム、ヒノキチオール、トウガラシチンキなどはよく知られています。
これらの他にも血管拡張作用により、血行促進を目的としているミノキシジルなんかもとても有名です。こちらで紹介をしたように、育毛剤の成分は多種にわたるとおさえておきましょう。
育毛剤の選び方はたったひとつ!これだけおさえて

育毛剤は言ってしまえば誰でも自由に使うことが可能です。そして育毛剤の効果についても、成分の組み合わせは違えど、配合できる成分そのものに違いはないため、市販されている製品間で比較をしてもそれほど大差がないと考えられます。
ただでさえ、数ある育毛剤を目にするとどれを選べば良いのだろうと悩んでしまうにも関わらず、製品間で比較をしてもそれほど大差がないと言われると余計に頭を抱えてしまいますよね?そこで、育毛剤の選び方で「これだけおさえて!」といった内容についてご紹介いたします。
自身にとって使用感の良い製品を選ぶ
男性型脱毛症(AGA)をはじめ脱毛で育毛剤を使い始めた場合、できるだけ長い期間使い続けることが大切になります。長い間使い続けるためには、自身に合う使用感の良い製品を選ぶことです。体質によっては成分が肌に合わず、頭に痒みや湿疹ができたりといったことがあるでしょう。
また効果が優れていたとしても、頭皮につけたときにベタつきを感じて嫌だと感じるなど、自分が嫌だと思う商品は避けることをおすすめします。時々しか使わないのでは意味がないため、「自身にとって使用感の良い育毛剤を選ぶ」ようにしましょう。
育毛剤の効果をより引き出すための使い方

ここまでで育毛剤の選び方までを紹介してきました。育毛剤を選ぶことができたなら、最後は使用についてです。
せっかくお金を出して育毛剤を購入するわけですから、より効果を引き出したいですよね?こちらでは、育毛剤の使用でさらに効果を引き出すためのポイントを3つご紹介いたします。
頭皮を清潔にしてから使う
育毛剤の効果をさらに引き出すためには、使用の際には頭皮が清潔な状態であることが鉄則です。頭皮が汚れていると育毛剤の浸透が妨げられてしまうため、シャンプーによってしっかりと綺麗にしておきましょう。
シャンプーではしっかりと泡立て、指先に力を入れず、指の腹で優しくマッサージをする感覚で行うことをおすすめします。頭皮は汗や皮脂分泌や盛んな部位であるため、意識をしておきましょう。
頭皮マッサージを加えながら使う
ここまでの説明で何回か触れたように、育毛剤の目的のひとつは「血行促進」です。足裏などをマッサージすると血行が良くなるように、頭皮マッサージにも血行促進効果があります。育毛剤の成分と頭皮マッサージが組み合わさると、相乗効果を得ることができます。
育毛剤を塗るか、マッサージをするかのどちらか単独ではなく、育毛剤を塗りマッサージを行う方がはるかに良いです。マッサージは頭皮をこするようにするのではなく、指の腹で優しく育毛剤成分を揉み込む感覚で行うことをおすすめします。
加温をして使う
育毛剤の使用前は10分程度スチーマーを使い、薄毛が気になる部分を中心に50℃くらいで加温することがおすすめです。
理由は加温により血行が促され皮膚機能の亢進や育毛剤の浸透が良くなるから。無理にスチーマーを購入して加温する必要はないですが、このような方法も育毛剤の効果を引き出すためのポイントであるととどめておいてください。
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おわりに
今回は医薬部外品とは何かに始まり、育毛剤の目的・選び方・使い方について見てきました。参考となりましたでしょうか?
最後に、育毛剤を使われる方のなかには、使用後の期待感が大きく、薄くなる前のような状態に短期間で戻すことができると思われている方がいます。
ですが、前述で述べたように「医薬部外品(育毛剤)の目的は防ぐことであり、治療ではない 」のです。
育毛剤は、脱毛の進行スピードを遅らせるために使用をする製品であるとおさえた上で、より効果のある使いで使用をしましょう。
ハゲ薄毛研究所編集部
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