ストレスで毛が抜ける!?神経性脱毛症の原因と3つの改善策

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神経性脱毛症って?症状・原因・改善策を紹介

よく「ストレスでハゲてしまいそう」などと軽口を叩く人がいると思いますが、精神的なプレッシャーが強くかかってしまうと抜毛につながることは実際の症例でも存在する話です。

このストレスで毛が抜けてしまうことを神経性脱毛症と呼んでいますが、ストレス社会に生まれた現代病として多くの人が悩んでおり、その抜け毛の範囲は様々で重症化のリスクを持っています。

今回は、そんな神経性脱毛症の改善のために出来ることや予防方法について紹介します。

「神経性脱毛症」の症状とは?

医師にすがりつく男性

神経性脱毛症とはストレスによって抜け毛が起こるというもので、症状としては円形脱毛症のように始まることが多いようです。

症状が進行していくと広い範囲にも脱毛が起こり、全身の脱毛が見られることもあります。
神経性脱毛症は、症状にコレといった特徴がないのが特徴であり、非常に分かりにくい病気です。

固有の症状はない

神経性脱毛症には、男性型脱毛症のようにM字やO字などといった固有の症状がありません。
円形脱毛症のように一部分だけなくなるといったわかりやすい抜け方ではなく、頭皮のどの箇所にでも出る可能性はあり、進行の仕方も不規則です。

そして、一番注意したいのが、一人ひとりの症状に差があるため、発見が遅れる恐れが高くなります。

徐々に始まり発見が遅れる

神経性脱毛症は、円形脱毛症のように始まりますが、ゆっくりと進行していきます。

そのため、症状を発見しにくく、治療のスタートが遅れることが多いものです。
脱毛症は進行するにつれて治療が難しくなるため、神経性脱毛症は治りにくい病気と考えられています。

「神経性脱毛症」の原因はずばり、ストレス

医師が脱毛症の原因について語る

神経性脱毛症の原因は明らかにされていませんが、それを引き起こすと考えられているのは「ストレス」です。

強いストレスが体に悪影響を与えることで、抜け毛が起こりやすくなると言われています。

自律神経が乱れ血流が悪くなる

ストレスが強くなると、脳が疲労して自律神経の働きが乱れます。
すると、血管が収縮して頭皮の血流が悪くなったり、体内の機能が低下しやすくなったりします

また、ストレスを受けることで体は緊張してしまい、頭皮も普段より硬くなります。頭皮が硬くなると栄養が届きにくくなる、髪の毛をつくだす毛母細胞が機能しにくくなる、皮脂の分泌量が多くなるといった多くの悪影響がでてきます。

頭皮が硬くなる要因はストレス以外にもあるので、日頃から注意しておきましょう。

ストレスは自然と溜まりやすい

ストレスが溜まる毎日で仕事や人間関係、日々の疲れなどでストレスは自然に溜まっていきます。
めまぐるしい変化があり、忙しい現代社会ではストレスが溜まりやすく、それを解消するゆとりがない人が増えています。

溜まるばかりのストレスで、いつしか脳が疲弊していき、神経性脱毛症のリスクが高まっていくようです。

睡眠不足もストレスの要因

睡眠不足や不規則な生活でストレスが溜まりやすくなるのは、脳が疲れを溜めてしまうためでもあります。

毎日十分な睡眠が取れなかったり、不規則な生活を続けていたりすると、脳が疲れやすくなり、自律神経が乱れます。
自律神経は内臓や血管の機能を司る神経で、ホルモンバランスなどにも影響を与えます。内臓機能や血流が低下することで頭皮に栄養が届きにくくなり、抜け毛が増えやすくなります。

また、こうした原因によって細胞分裂の活性も低下してしまい、髪を作る毛母細胞の働きも悪くなると考えられています。

神経性脱毛症の改善策3つ

医師

神経性脱毛症を改善するためには、それを引き起こしている原因であるストレスにフォーカスすることが大切です。
ストレスを全く感じない生活を送ることは難しいので、溜めないための工夫をすることで脱毛症の改善を目指します。

神経性脱毛症の症状は進行してしまうと治療が難しいので、早めの対策が必要です。できれば、発症する前に予防としてもストレス対策をしておきましょう。

改善策1. ストレス解消法をみつける

神経性脱毛症を予防、改善するためには、自分なりのストレス解消法を見つけることが必要です。ストレスは抜け毛以外にも体に悪影響を与えています。
小まめにストレスを解消できるように、リラックス方法を探してみましょう。

なかなか難しいことかもしれませんが、毎日の生活にゆとりをもってリラックスできる時間を確保することも大切です。

ストレス解消法としてはアロマや音楽、本を読むなど、リラックスできる自分の好きなことをするのが最も良いことです。
入浴や軽い運動をするのも、リラックス効果や血行促進が期待できます。

ただし、パソコンやスマホなど電子機器を使うのは目に負担がかかってしまい、眼精疲労や肩こりを引き起こし、血行不良になる可能性があるので逆効果になるかもしれません。

改善策2. 脳を休ませてストレス耐性を高める

脳が疲れることで自律神経が乱れやすくなるため、脳を休ませることも必要です。
十分な休息を取ることで脳を元気にすると、ストレスにも強くなります。規則正しい生活と十分な睡眠を取ることで、脳と自律神経が整うと言われています。

脳を休ませるためには、毎日の生活リズムを一定にして早寝早起きをすることが大切です。
これによって自律神経の交感神経と副交感神経が切り替わりやすくなり、寝付きが良くなり睡眠の質の向上が期待できます。

改善策3. 早めに医師の診断も

神経性脱毛症に気がついたら、セルフケアだけでなく医師の診断を受けることも必要です。症状が進行してしまうと治療も長引いてしまい、改善しにくくなります。
生活指導を受けたり、育毛剤の処方をしてもらうことも可能です。

近年では、ストレスを受けた時に分泌される「コルチゾール」などのストレスホルモンを調整する育毛成分などもあるようです。

しかし、神経性脱毛症の改善で一番効果が期待できるのはストレスの根本原因の解決です。
ストレスの原因をしっかり見極めるとともに、解決を目指しましょう。

おわりに

神経性脱毛症の症状が起こる根本的な原因は不明ですが、ストレスが大きな影響を与えていると言われています。

ストレスが与える影響は、脳や自律神経を乱して頭皮の健康をも阻害しているようです。セルフケアとしては、ストレス対策を行って予防や改善を目指しましょう。
症状の進行を食い止めるためには、医師の治療も必要となるかも知れません。

ハゲ薄毛研究所編集部

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