女性特有の円形脱毛症!男性と異なる症状・改善方法

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女性の円形脱毛症!男性と症状・改善方法はどう異なる?

女性にとって髪は命。サラッとしてきれいな髪にはあこがれるものです。しかし、そんな女性の頭髪にも円形脱毛症が起こってしまうことがあります。ハゲ薄毛は必ずしも男性だけが持つ悩みではありません。

そんな女性の円形脱毛症は、男性の円形脱毛症と違いはあるのでしょうか。その症状や原因、そして改善方法を見ていきましょう。

女性でも男性でも起こりうる円形脱毛症

女性が泣きながら話を聞いている

ハゲは男性特有のもの。そんなイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか。しかし、円形脱毛症には女性の割合も多いのです。まずは、円形脱毛症で男性女性に共通して見られる部分について確認をしていきましょう。

円形脱毛症は男性ホルモンによるハゲとは異なる

AGA(男性型脱毛症)は男性の発症者が多いものですが、円形脱毛症の場合は女性の方も多く発症します。それは、AGAが男性ホルモンの異常によって引き起こされるものであるのに対し、一般的な円形脱毛症はホルモンに関係なく起こるからです。

症状の種類は5パターン

円形脱毛症には大きく分けて下記に示す5つの種類があります。

  1. 「単発型」:頭髪の一箇所だけが丸く脱毛する
  2. 「多発型」:複数の円形脱毛症が発症する
  3. 「蛇行型」:側頭部から頭頂部にかけて広がる
  4. 「全頭型」:頭髪全体が脱毛する
  5. 「汎発型」:頭髪のほかに眉毛やまつ毛なども抜ける

上記のように円形脱毛症の症状は、これら5種類に分けられています。

原因はストレスや遺伝、自己免疫疾患など

円形脱毛症はなぜ起こってしまうのか。その原因は複雑に絡み合い、ハッキリと答えを出すことがむずかしいものです。

特に、ストレスや遺伝といった明確ではない事柄もありますので、医師の診断を仰いで原因を特定するようにしましょう。原因がわかれば、それを改善するための方法も見つかるはずです。

遺伝やストレスのほかにも、自己免疫疾患が原因の場合もあります。自己免疫疾患とは、本来ならば自分の体に必要なものを異物であると判断してしまい、攻撃してしまう疾患のこと。これによって発毛する機能が攻撃されて円形脱毛症になってしまうのです。これにはステロイドなどを使った治療が行われています。

女性特有の円形脱毛症を知ろう

女性が脱毛症に関する話をしている

円形脱毛症は男女どちらにも起こりうるものですが、そのほかにも女性特有の円形脱毛症も存在します。そこで、女性にだけ起こる円形脱毛症について見ていきましょう。

妊娠や出産による円形脱毛症

出産を経験したことのある人の中には、妊娠や出産の過程で髪の毛がごっそりと抜けたことがある人もいるのではないでしょうか。

これは、出産に備えて女性ホルモンが大量に分泌されるために起こること。このとき、円形脱毛症になってしまう場合もあるのです。

ホルモンバランスの乱れが原因

女性ホルモンは、本来なら育毛や発毛を促すものです。妊娠中にはそれが大量分泌されるため、髪の毛の量が増える人も多くいます。

しかし、出産のために大量分泌された女性ホルモンは、出産を終えると元の量に戻るため、体の中で女性ホルモンの量が急激に減っていくことになります。

ここで、円形脱毛症の症状が起こることがあるのです。また、髪の毛の量が増えることの多い妊娠中でも、女性ホルモンの増加というホルモンバランスの乱れによって、円形脱毛症を引き起こしてしまうケースもあります。

一番の改善方法は気にしすぎないこと

こうしたホルモンの動きは、女性の体が出産準備に入った際に起こる正常な反応です。円形脱毛症になってしまったとしても、気にしすぎないことが大切でしょう。

出産を終えて女性ホルモンの量が通常に元に戻った状態が続けば、自然に治っていくものだからです。

むしろ、円形脱毛症を気にしすぎてストレスを溜めてしまっては、それが新たな円形脱毛症の原因にもなりかねません。出産時の円形脱毛症は、そういうものだと受け入れることが必要です。

いつまでも治らない場合は専門医へ

出産時に円形脱毛症になったとしても、通常ならば自然に治っていくものです。しかし、いくら待っても改善しない場合には、出産とは別の理由で円形脱毛症になっていることも考えられます。そうした場合には、皮膚科などの専門医に見てもらいましょう。

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おわりに

以上、女性の円形脱毛症についてお伝えいたしました。一般的にハゲと言えば、男性ホルモンの影響で引き起こされるAGAの印象が強いですが、円形脱毛症では女性の発症者も多いものです。

円形脱毛症の原因はなかなかつかみにくいものですから、医師の診察などを受けるようにしましょう。ステロイド剤を使った治療なども、医師の診断の元でしか行なえません。一方で、妊娠中や出産後に起こる女性特有の円形脱毛症も存在します。

これは出産のために女性ホルモンが増えることで引き起こされること。深刻に悩みすぎず、そのうち治るものだと割り切って、産まれてくる赤ちゃんのことや新しい生活のことを考えるようにしていきたいですね。

ハゲ薄毛研究所編集部

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