
日頃から平熱が低い人は、さまざまな体調不良を引き起こすリスクがあり、抜け毛や薄毛を招く可能性もあります。なぜ、低体温が薄毛を引き起こすのか、ここでは低体温の判断基準から、髪の健康にあたえる影響について詳しく解説します。
体温を上げるための生活習慣もご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。
目次
平熱が低い、低体温とは?
低体温とは平熱が低いことをいいますが、近年は、大人も子供も低体温の人が増えているといわれます。
低体温は代謝に影響をあたえて、体に不調をもたらしますが、具体的にはどのような状態を低体温というのでしょうか。まずは、一般的な平熱と低体温の違いや特徴について見てみましょう。
低体温とは平熱が35度台のことをいう
低体温とは、平熱が35度台のことをいいます。日本人の一般的な平熱は、36~37度ですので、平熱よりも1~2度低いと低体温になりますが、このわずかな温度差が人の体には大きな影響をあたえます。
低体温の原因はストレスや運動不足
体が低体温になる原因には、ストレスや運動不足が関係しています。ストレスは大きく分けると、病気、疲労、ケガなどの身体的ストレス、職場や日常生活での精神的ストレス、騒音や光などの環境ストレスの3種類があります。
これらの影響で、ホルモンバランスや自律神経が乱れたり、運動不足で筋肉の働きが低下したりすると、血管が収縮された状態が続き、細胞の代謝も悪くなることで体熱が保てなくなります。
低体温の特徴は血行不良が招く体調不良
低体温に見られる代表的な特徴は、血液循環が悪くなることです。人間の体には無数の血管が全身に広がっており、血液にのせて栄養と酸素が運ばれています。
低体温になることで、血液の流れが悪くなると、あらゆる病気にかかりやすくなってしまいますが、その大きな原因は、血行不良で白血球の役割である免疫機能が正しく働けず、免疫力が低下してしまうからです。
体温は1度低くなるだけでも、30%の免疫力が低下するといわれており、アレルギー症状、ウイルスなどの感染症、がん細胞の増殖などを引き起こします。
低体温が薄毛を引き起こす2つの原因

低体温というと、ただ体が冷えやすい体質と思われがちですが、ご紹介してきたように体にさまざまな悪影響をもたらすことが多いです。
そして、低体温は髪の健康にまで影響をあたえて、抜け毛を増やし薄毛にしてしまいます。次は、なぜ低体温になると薄毛になるのか、考えられる2つの原因をご紹介します。
原因1. 血液循環が悪く頭皮に栄養が届かない
低体温で血液循環が悪くなると、髪の成長に必要な栄養と酸素が頭皮に届かなくなり、髪は健康に育たなくなり、薄毛を招きます。新しい髪が誕生するためには、毛細血管が運んできた栄養と酸素が毛母細胞には必要です。
原因2. 頭皮の新陳代謝が悪くなり髪が健康に育たない
低体温で血液循環が悪くなると、頭皮の細胞分裂や合成にも影響をあたえて、髪が育ちにくくなり薄毛を招きます。血液に含まれる栄養素と酸素は、体の細胞が正しく機能するために欠かせないため、血行不良は新陳代謝を低下させてしまいます。
頭皮の新陳代謝が低下すると、髪を生み出す毛母細胞の成長が悪くなり、髪が健康に育たなかったり、ヘアサイクルが短くなったりして、抜け毛を増やしてしまいます。
平熱を上げるために実行したい3つの対策法

低体温は、体調不良や薄毛の原因になるため、なんとしても改善したいものですよね。生活習慣が原因の低体温は、日常生活の中からセルフケアをしていくことがポイントになります。ここからは、平熱を上げるために実践したい、3つの対策法をご紹介します。
1. 食生活を見直して体を温める
体温を上げるためには、食生活の見直しが大切です。日頃から冷たい飲み物や食べ物を摂る習慣がある方は、摂り過ぎに注意しましょう。
毎日の食事で積極的に食べたい食品は、ニンジン、カボチャ、ごぼう、ショウガなど、体を内側から温める食材がおすすめです。
2. 運動をして筋肉を増やす
全身の血流を改善して体温を上げるためには、筋肉を使う運動が重要です。筋肉は体熱を産み出し、血流を助ける役割があることから、運動で筋肉量を増やすことが平熱を上げるポイントになります。
ウォーキングなどの運動習慣をもつことは、リフレッシュ効果でストレスの軽減にもつながり、低体温の改善法としておすすめです。
3. 半身浴で全身を温める
平熱を上げるためには、お風呂はシャワーで済まさずに、浴槽で全身を温めることも大切なポイントになります。おすすめの入浴法は、40度以下のお湯に10~30分ほど浸かる半身浴です。さらに、浴槽から出た後に、45~50度のシャワーを体に浴びると、全身の血行促進が高まり体温は上がります。
おわりに
今回は、平熱が低い低体温と薄毛の関係についてご紹介してきました。低体温とは、平熱が35度台の場合をいいますが、低体温になると血液循環が悪くなり病気の発症やアレルギー反応など、あらゆる病気の原因になります。
そして、低体温が起こす血行不良は髪の成長に必要な栄養と酸素の不足を招き、頭皮の新陳代謝も悪化して、薄毛を引き起こします。日頃から平熱が低い方は、食事や運動などの生活習慣を見直して、髪と体の健康を守るようにしましょう。
ハゲ薄毛研究所編集部
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