シャンプー成分のカンカエキスって？特徴と効果を紹介

育毛や髪の毛の健康を考えている人はシャンプーにも気を使っています。そんなシャンプー重視の人たちの中で話題となっているのが、カンカエキスです。カンカエキスはまだあまり知られていない成分ですが、髪の毛を育てるための効果が期待されています。

1 カンカエキスってなに？
2 カンカエキスの育毛効果ってなに？
- 2.1 カンカエキスで血行促進効果を
- 2.2 カンカエキスで毛乳頭細胞の活性化を
3 カンカエキスを取り入れるならなにを選ぶ？
4 おわりに

カンカエキスってなに？

カンカエキスはシャンプーに使われる成分のようですが、普通のシャンプーでは見かけることはまだありません。カンカエキスとは一体どのようなもので、どんなシャンプーに入っているのでしょうか？

カンカエキスはモンゴル人のシャンプー

カンカエキスは、モンゴル人の洗髪に使われてきた成分の1つです。モンゴル人は日本人と同じ「モンゴロイド」という人種にもかかわらず、日本人に比べて薄毛の人が少ないとされています。同じ人種なのに、薄毛が少ないということはヘアケアのしかたに違いがあるのではないか、と考えたことによって注目が集まりました。

カンカエキスは古くから使われてきた植物エキス

カンカエキスは古くから、モンゴル人やインディアンなどの洗髪に使われてきたもので、シスタンケツプロサ茎エキスとも呼ばれています。天然の「カンカニクジュヨウ」という植物から取れます。
「カンカニクジュヨウ」は砂漠地帯で防風林として植えられるベニヤナギの根に寄生して育つ植物です。砂漠という過酷な環境でも育つ強い生命力を持っており、「砂漠の高麗（こうらい）にんじん」「砂漠にんじん」とも言われています。

カンカエキスの仲間であるモンゴル伝承成分

カンカエキスと同様に、モンゴロイド伝承成分としてイラクサ・ユッカ・シーバックソーンがあります。カンカエキスはこれらの成分と合わせて、育毛シャンプーや育毛ローションなどに使われています。

カンカエキスの育毛効果ってなに？

カンカエキスは厳しい砂漠で育った植物のエキスということで、古くから健康や長寿などの効果がある食品として、さらに洗髪のために使われてきました。カンカと同属の植物としては漢方に使用される「ニクジュヨウ」もあり、近年ではカンカがその代用として注目されています。こうした健康効果が高そうなカンカですが、育毛や髪の毛のためにはどのような効果を与えているのでしょうか？

カンカエキスで血行促進効果を

カンカエキスには血管拡張作用があり、血液の循環をスムーズにする効果が期待できます。育毛を促進するためには、頭皮の血行を促進して栄養や酸素を十分に運ぶことが必要です。カンカエキス利用によって血管が拡張されることで、頭皮の血液循環をアップさせて、育毛環境を向上させることができるでしょう。

カンカエキスで毛乳頭細胞の活性化を

カンカエキスの育毛効果として注目したいのは、毛乳頭細胞を活性化すると言う作用です。毛乳頭細胞は、毛母細胞に指令を出して、細胞分裂させて髪の毛を育てさせる役割を持っています。カンカエキスは毛乳頭細胞に働きかけることで、毛母細胞の細胞分裂を促すと考えられています。司令塔を活性化させることで、髪の毛を成長させる毛母細胞も活発に分裂させることができ、育毛効果となります。

カンカエキスを取り入れるならなにを選ぶ？

カンカエキス配合のアイテムには、シャンプーをはじめ、育毛美容液などがあります。いろいろな種類があるため、使い心地などをチェックして自分に合いそうなものを選んでみましょう。

主流のモンゴ流シャンプー

モンゴ流シャンプーと呼ばれる商品の中に、カンカエキスは含まれています。頭皮環境を整えるシャンプー、発毛シャンプーなどと呼ばれて話題になっているアイテムです。シャンプーをしながらマッサージを行うことで、カンカエキスの血行促進効果もさらに高まるでしょう。ただし、髪の毛に良いシャンプーということで、ノンシリコンであることが多く、商品によっては使い心地が悪いと感じることもあります。そのため、それ以外の保湿成分や使用感などを比べて選ぶことも必要です。