シャンプーを使わない?湯シャンの頭皮メリットと経済的効果

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試してみたいシャンプーを使わない湯シャンとは

湯シャンは、以前芸能人などの間でもはやっており、ネットでも話題になったヘアケアの方法です。シャンプーを使わないで洗う湯シャンは、初めての人には抵抗感もあるようですが、続けることで髪や頭皮に良い効果が期待できます。今回は、湯シャンを試してみようかと考えている人に、湯シャンの美髪効果と正しい方法を紹介します。

湯シャンってどういうもの?

湯シャンとは、基本的には「シャンプー剤を使わないで頭を洗うこと」を指します。人によっては体を洗浄剤やせっけんなしで洗浄することも「湯シャン」と呼ぶこともあるようですが、一般的には頭の洗浄のことを指すことが多く、それが頭皮の健康に良い効果を与えると言われています。

湯シャンの由来は「お湯でシャンプーする」

シャンプーを使わないのに「湯シャン」ということに疑問を持つ人はいませんか?湯シャンと言う言葉は、お湯で「シャンプーをする」という意味で、シャンプーには「洗髪」と言う意味もあるのです。つまり、シャンプー「剤」を使わないで洗髪すること=「湯シャン」となります。

湯シャンの効果は皮脂の調節

湯シャンをすることで現れる変化は、頭皮の皮脂の分泌量です。頭や顔、体の皮膚は常に皮脂を分泌しています。毎日使うシャンプー剤やせっけん、ボディーソープなどは、そうした皮脂を洗浄しますが成分の強さによって皮膚に必要な皮脂まで落とします。皮脂は肌の保護膜であり、適切な量がないと外界からの悪いもの(アレルゲンや菌など)の侵入や刺激から守れません。湯シャンであれば、必要な皮脂を守って汚れだけを落とすことができ、肌を保護することができると考えられています。適切な量の皮脂によって肌は守られるため、過剰な皮脂分泌が起こりにくくなります。

湯シャンの効果はシャンプー剤からの解放

湯シャンを行っていると、シャンプー剤の刺激とコストから解放されることができます。シャンプー剤には添加物や洗浄成分である界面活性剤などが含まれており、それらが頭皮への刺激となることがあります。湯シャンを行うことで、頭皮に余計な刺激を与えることが減り、炎症や乾燥などを引き起こしにくくなります。また、シャンプー剤を使わないことで、その分のコストが浮きます。スカルプケアシャンプーや育毛シャンプーなど、頭皮に優しいものもありますが、それらの商品は比較的価格が高くなります。しかし湯シャンであれば、お湯だけのコストで頭皮にも優しい効果が期待できます。

湯シャンの正しい方法は?

湯シャンは、これまでシャンプー剤を使っていた時とは違った頭皮環境を作ります。そのため、正しい方法で行わないと洗い心地の悪さや髪のトラブルを引き起こすこともあります。適切な方法を用いて、快適な湯シャン生活を送りましょう。

湯シャン前にはブラッシングを念入りに

シャンプー前にはホコリを落としておくためにブラッシングが必要ですが、湯シャンでは特に念入りにブラッシングしておくことが大切です。髪についたホコリや余分な皮脂を落とすためには天然の獣毛ブラシが適しています。丁寧にブラッシングをしておくことで、髪のもつれも取れて、お湯だけで汚れを流しやすくする効果も期待できます。

湯シャンはぬるめのお湯で丁寧に

湯シャンは38度までのぬるめのお湯で行います。40度以上のお湯はシャンプー剤を使わなくても必要な皮脂まで落としてしまう恐れがあり、35度程度でも良いと言う専門家もいるくらいです。3分~5分くらいかけて、すみずみまでお湯が行き渡るようにして洗い流します。頭皮はマッサージをするように洗い、髪の長い人はお湯が行き渡るように目の粗いブラシで髪をときながら流しても良いでしょう。

ドライヤーで手早く乾燥

湯シャンではない場合もドライヤーは必要ですが、湯シャンの場合には特に洗った後にぬれたままで放置しないようにします。ドライヤーによる乾燥は、キューティクルを閉じて髪の水分を閉じ込めるためと頭皮に雑菌を増やさないために必要です。タオルドライの後、根元を中心に温風と冷風を交互にあてます。ドライヤーのしすぎも良くないので、頭皮を乾燥させることを意識して数分で終わらせるようにします。

湯シャンと上手に付き合うためには?

男性 湯シャン 注意点

湯シャンを行う際には注意しておきたいこともあります。最初の頃には洗い心地の違いや不具合を感じることもあり、そんな時には多少の調整が必要です。

湯シャンは継続的に行って様子を見る

湯シャンは突然始めると体が変化に追いつかず、さまざまな不具合が出やすくなります。最初から良い効果が出る人ばかりではありません。特に、皮脂の分泌の過剰が続いてべたつきを感じたり、指通りの悪さや髪のきしみが起こったりすることがあります。始めたばかりで不快に感じることがあっても、数ヶ月は継続して様子を見ることで徐々に体が慣れて適切な皮脂分泌へと変化しやすくなります。また、少しずつ湯シャンの回数を増やす過程で、慣れるまでの間はリンス代わりにクエン酸を利用するのも良いでしょう。

たまに「湯シャン」でも良い

湯シャンではシャンプー剤を使わないため、どうしても日常生活や社会生活に不便が生じることもあります。落としにくいスタイリング剤や汗と脂が気になる夏場のニオイなど、湯シャンだけでは落とすころができないものに不安を感じるものです。そのため、毎日湯シャンをするのではなく、状況に合わせて柔軟に対応することも大切になります。シャンプー剤を使う日があったり、定期的に頭皮を休ませるために湯シャンの日を作ったりしても良いでしょう。

おわりに

湯シャンは正しい方法で行うことによって頭皮を整えて、健康にする効果が期待できます。湯シャンの洗い上がりはシャンプー剤を使って洗うのとは違うため、不具合を感じることもあります。しかし、自分の都合に合わせて柔軟に調節しながら取り入れることで快適に健康な頭皮を作ることができるでしょう。

ハゲ薄毛研究所編集部

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