業務用わさび最大手メーカーの金印(名古屋市)が、日本原産の香辛野菜「本わさび」に含まれる「イソサポナリン」と呼ばれる成分が、育毛を促す仕組みを解明しました。元々、わさびには育毛に何らかの働きがあるのではないか、と言われておりましたが、そのメカニズムがいよいよ公開されることになります。
【研究】育毛には本わさび 毛乳頭細胞活性化で、効果の度合いは市販剤の3倍 最大手メーカーがメカニズムを解明 https://t.co/3sjis2CpJw
— 加古川正樹(本人) (@masakichi22) May 16, 2017
そこら辺の育毛剤1本買う金で本わさび5~20本は買えるぞ
良かったねハゲの人— 青いししょー (@0602fio) May 16, 2017
5/24に行われる国債食品素材・添加物会議「アイフィア・ジャパン」にて、その詳細について発表されます。
市販剤の3倍!?キーとなるのは「イソサポナリン」
イソサポナリンとは、本わさび葉に含まれるフラボノイドの一つ。この成分を抽出し、人間の頭皮の毛根にある毛乳頭細胞にイソサポナリンを加えて培養すると、細胞が活性化することがわかりました。この活性化の度合いは育毛剤の有効成分として使われる「ミノキシジル」の3倍もあったそうです。
今年3月にメカニズムが解明され、その発表がいよいよ迫っているということは、薄毛に悩んでいる人にとっても朗報になるはずです。
本わさびが人の育毛を促すメカニズムを解明。
本わさびの葉の「イソサポナリン」を「毛乳頭細胞」に加えて培養すると「ミノキシジル」を加えた場合の三倍に活性化。毛乳頭細胞の「受容体」の感受性が高まり細胞を活性化させる。茎に含まれる「6-MSITC」も同様の効果。わさび最大手の金印— C'est bon (@wowfle) May 16, 2017
実は2009年に特許出願されていた?
わさびは日本原産のアブラナ科植物で、国内における主要産地は生産量順に長野県、静岡県、岩手県、佐賀県、島根県(平成26年)となっており、古くは薬草としても使われてきた、日本人との関わりの深い植物です。
わさびの葉には、多くのフラボノイド類が含まれていますが、特に昨今、食品素材や医薬品素材、化粧品素材への応用としてフラボノイドが注目されておりました。
今回、その一つのイソサポナリンに育毛効果があるのでは?ということを同社が2009年に「ワサビ葉のイソサポナリンの抽出および利用方法」というタイトルで特許出願を行っております。
ただこの特許出願時においては、懸念事項としてこれまでの特許出願公開を用いた方法では、必要な濃度に達することができないことや、濃度を確保するために相当量の原材料が必要になるため、製品化が困難という意見が示されていました。それらの問題を解決するため、抽出法に関する研究が行われ特許の出願に至っています。
チューブ入りのわさびで代用できる?
それならわさびを日常的に摂取していれば、髪の毛が生えてくるかも?と思い、スーパーマーケットでチューブ入りのわさびをたくさん買ってきても、徒労に終わりそうです。というのも、チューブ入りのわさび製品は西洋わさびが使われていますが、肝心のイソサポナリンは西洋わさびには含まれておりません。少し値が張るかもしれませんが、国産の葉わさびを使ったものを使ったほうが良いかもしれません。
チューブのわさびや西洋わさびでは効果ないんだ。興味深いなぁ。普段わさび大好きで寿司にも冷奴にも涙でるぐらいつけちゃう人だけど、チューブだから今後育毛したくても意味ないよね。内蔵やられるだけか
— あきなっち。はUDのジョッシュ好き (@akinagame) May 16, 2017
わさびの取りすぎにご注意を
それでは本わさびを大量に摂取すればいいのか、と考える人はいるかもしれませんが何事にも限度というものがあります。わさびを大量摂取したことによる体調不良で考えられるのは、味覚障害です。刺激の強い食材であることには違いないため、舌の感覚が麻痺することで味がわかりづらくなってしまいます。
また、わさびを大量摂取したことによる弊害として、肥満や糖尿病、高血圧といった生活習慣病にかかる恐れがあります。わさびと直接的に結びつく疾患ではなく、舌の感覚が麻痺したことにより、より濃い味を求めるようになり、塩分過多となる傾向があるようです。
もう一つ考えられるのは下痢です。先述の通り刺激の強い食材ですので、適度であれば問題ありませんが、過剰に摂取することで体内にもダメージを与える恐れがあります。もちろん、わさびを過剰摂取したからといって、現段階ではそれが直接的に毛髪に影響を与えるわけではないので、この点にも注意しましょう。
ワサビの食べ過ぎで調子が悪くなるとは思わなかった
— Soge (@Vega_0_) May 14, 2017
おわりに
また食事に対する考察として、普段から国産のわさびを使うことで、合わせる料理も和食が中心となりそうです。中華、洋食ですと、どうしても脂が気になるところですが、世界的にもヘルシー食として受け止められている和食中心の生活をおくることで、髪に大敵と言われる油の過剰摂取、栄養の偏りの心配もいくらか軽減されそうです。そのことから考えても、わさびを中心とした食生活は悪くないかもしれません。
ハゲ薄毛研究所編集部
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