AGA治療薬の個人輸入は危ない?

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AGA治療薬の個人輸入は危ない?

AGA治療薬は、高級品です。保険適用とならないために、お薬代を含めた治療費は全額自己負担となります。そのため、できるだけ安い費用で治療を行いたくなりますが、その方法のひとつに「個人輸入」というものがあります。個人輸入でAGA治療薬を利用する人は増えていますが、一つ間違えると大変なことにもなりかねません。薬品を自分で輸入して使用していくリスクを正しく理解して、後悔のない治療を選びましょう。

まずは再確認!AGA治療薬はお薬です

AGA治療薬は、当然のことながら「薬品」であり、しかも医師の処方によって手に入るものとなります。誰でも知っているはずですが、再確認のために健康食品やサプリメントとは違う「治療薬」について確認しておきましょう。

処方箋をもらって薬局で購入する必要が

AGA治療薬を手に入れるためには、ドラッグストアなどで勝手に選んで購入するのではなく、病院へ行って診察を受けることが必要です。医師は診察や検査を経て、処方箋を書きます。その処方箋を持って薬局へ行くと、薬剤師の資格を持った人が処方してくれるものが「AGA治療薬」の正規品です。治療では食事の栄養や頭皮環境なども改善する必要がありますが、男性ホルモンや毛根の組織に働きかける特定の成分も必要となります。そのため、栄養剤のようなものではなく、薬として処方することが必要なのです。

医師の処方薬は効果が高い

処方されたAGA治療薬は、医師が診察や検査をして決めたものなので、その人の薄毛の原因に合わせたものとなっています。そのため、効果はピンポイントで無駄な成分が減らされ、安全性も高いといえるでしょう。

薬は副作用のリスクもある

医師の処方によって選ばれたAGA治療薬は、効果も期待できますが、反対に副作用のリスクもあります。しかし、副作用が出てしまった時も、医師が責任を持って処方しているため、対処も早く効果的です。どんな薬にも副作用のリスクはありますが、医師が処方して日本で作ったお薬であれば対処法まで確立されていることが多く、安全に対応してもらえます。

AGA治療薬を個人輸入するのはNGではない?

AGA治療薬は医師の処方による正式なお薬として使われています。しかし、だからといって個人の輸入すべてが「違法」「悪い」とはいえません。基本的なルールを守っていれば、個人輸入は現実的に認められているサービスです。

個人輸入は業務用に使わなければOK

個人輸入のルールの一つは、業務用に使わないことです。自分自身が使うために使うものであれば、個人輸入を利用しても問題ありません。

医薬品の輸入もOK

個人輸入では、医薬品を購入することも全てがNGではありません。成分にもよりますが、AGA治療薬の中にも個人輸入で購入できるものはあるでしょう。日本で認められているお薬であれば、個人輸入で医薬品を買っても問題ありません。

薬やサプリの個人輸入ははやっている

AGA治療薬をはじめとして、健康食品やサプリメント、美容のための医薬品など、個人輸入をする人が多くなっています。比較的安価で、代行業者などを使えばまるで通販のように手軽に利用できます。アンチエイジングやダイエットなど、海外セレブの使っている製品や、まだ日本に本格的に入ってきていない製品などを手に取れるのも個人輸入の魅力です。

AGA治療薬の個人輸入はリスクがあるかも

注意点 リスク 個人輸入

AGA治療薬の個人輸入自体がすべてNGではありませんが、その性質や仕組みによってリスクが日本の処方薬よりも高くなります。以下のようなリスクをカバーできる人は利用してみても良いですが、自分で全ての責任を負えないと言う人は使わない方が安全です。

個人輸入のお薬は自己責任で

個人輸入は基本的に、通販のように自分で選んで自分で購入を決めるシステムです。医師と相談をしたり、診察を受けたりといったこともありません。また、個人輸入を代行している業者は販売業者ではありませんし、形として見たら購入者が海外と直接取引をしたようなものです。そのため、個人輸入で起こった出来事はすべて自己責任で対応していく必要があります。配送中の問題も含めて、飲んでから起こる副作用や効き目の有無なども、起こったら自分で対処しなければいけません。

他言語の説明書が読めない

海外製品を利用する際には、薬以外でも言語の違いによる困難もあります。他の商品ならともかく、薬の場合には説明書やパッケージに書かれていることを理解できないと用法用量が分かりませんし、間違った使い方で副作用のリスクを高めます。

安くても粗悪品も多い海外製品

個人輸入が悪いと言うわけではありませんが、海外の製品の中には粗悪品や偽ものなどが混ざっている可能性が高くなります。粗悪品や偽物はAGA治療に適切な効果がないだけでなく、体調に悪影響を与えるリスクすらあります。こうした薬品に出会ってしまうと、AGA治療も進みませんし、余計に事態が悪化しかねません。

国内で違反の成分以外も?

個人輸入で怖いのは、その製品に含まれている成分が国内で違反となるものの場合です。国内で認められていない成分を含んだ医薬品を個人輸入すると違法となりますし、認められていないということは危険が高い可能性もあります。

しかし、最も困るのは個人輸入を「悪いこと」と思い込んで体調不良が起こっても病院に行かずに隠すことです。もしも、体調が悪くなった場合には、個人輸入であろうと(さらに違法だったとしても)体調を優先して医師に相談することを優先させましょう。

おわりに

個人輸入でAGA治療薬を購入したいと思う人が増えています。基本的には違法ではありませんし、安価で手軽に治療ができます。しかし、一方ではその品質や相性などの問題で副作用などのリスクを負う可能性もあるものです。個人輸入では全てが自己責任となるため、使いこなす自信のない人や自分により適した成分で治療したい人は避けた方が良いでしょう。

ハゲ薄毛研究所編集部

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