寝る子は育つ・・・睡眠が育毛のための時間と知るべし

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古くから寝る子は育つということわざがあるように、睡眠は人が成長するのに無くてはならないものです。しかし、日々の忙しさから十分に睡眠がとれていない方が多いのではないでしょうか?睡眠不足は健やかな育毛を妨害するだけでなく、体にさまざまな悪影響を与えてしまいます。
ここでは、育毛と睡眠がどのように関連しているのか説明します。

睡眠と育毛の繋がり

人は睡眠によって生かされていると言っても過言ではありません。眠ることによって脳と体を休ませる働きがあり、眠っている間に成長ホルモンが分泌されます。このホルモンは「若返りホルモン」とも呼ばれ、ノンレム睡眠の時に多く放出されています。成長ホルモンは子供が健やかに育つために必要なものですが、大人にも必要なものでダメージを受けた部分の修復などを行います。この時に毛髪も修復され、頭皮環境が維持されるので毛髪が生成しやすくなると言えます。

レム睡眠とノンレム睡眠

ご存知の方も居ると思いますが、睡眠にはレム睡眠・ノンレム睡眠の2種類があります。

レム睡眠

体は休んでいますが、脳は活動している状態です。レム睡眠中に夢を見ることが多く、レム睡眠の後に目覚めると見ていた夢の内容を覚えていることがあります。

ノンレム睡眠

脳が眠っている状態で、わかりやすく言うと熟睡を指します。ノンレム睡眠から起こされると、目覚めが悪いため布団に戻りたくなる衝動に駆られます。また、ノンレム睡眠の時に成長ホルモンが多く分泌されます。入眠直後のノンレム睡眠に最大量の成長ホルモンが放出されるため、入眠直後の3~4時間は睡眠におけるコアタイムと呼ばれ、非常に大切な時間であることがわかります。

睡眠による効果

ストレス解消

ストレスは育毛を邪魔する代表格です。ストレスを感じることは、脳が疲労していることでもあります。眠ると疲労した脳は回復するので、ストレスを解消することができます。

疲れをとる

人間の脳は常に活動し、多くのエネルギーを消費しますが、眠ることで疲労を回復することができます。

睡眠不足が引き起こす障害

ストレス・うつ病

特にストレスは体に良くなければ、髪にも良くないです。慢性的な睡眠不足は心臓病などの生活習慣病にかかりやすくなり、死亡のリスクも高くなります。また、2005年にアメリカで実施した調査によると、うつ病患者の中に睡眠時間が6時間未満の患者が多かったとされています。さらに、2007年の調査で慢性的な睡眠不足に陥っている方は、うつ病になるリスクが5倍に跳ね上がることを発表しています。

仕事や勉強の効率が悪くなる

睡眠不足になると、集中力や注意力が低下するため仕事などの効率は落ちてしまいます。さらに、集中力などが低下すると思わぬ事故や怪我のもとにもなります。

肌の老化

しっかり眠らないと、ストレスホルモンであるコルチゾールが過剰分泌されます。もともとこの成分は起床を促す働きがあるのですが、過剰分泌されることで血管が収縮するため、地肌や臓器の老化に繋がってしまいます。

限られた時間内で効率的に睡眠をとる方法

忙しいと、どのように睡眠時間をとれば良いのかわからないと思います。レム睡眠とノンレム睡眠は交互に行われ、1サイクル90分単位で繰り返されるため、4時間半、6時間といった具合に、90分単位で睡眠時間を作るのがおすすめです。日々の睡眠時間を記録して自分に適した睡眠時間を知ることも必要でしょう。また、長時間寝れば良いという訳でなく質の良い睡眠をとることが大事になります。睡眠の質を高めるのおすすめなのが、眠る1時間前にぬるめの湯に浸かってリラックスすることです。1日の疲れを取り除くだけでなく安眠に導いてくれます。

就寝前にしてはいけないこと

就寝前にテレビやパソコンの画面を見ない

テレビやパソコンの光は脳は興奮状態となり、寝付きが悪くなります。そのため、眠る前にテレビを見たりスマートフォンなどをいじるのは避けてください。

就寝前に食事しない

眠る前に食事をすると、食べた物を消化することに集中してしまうので熟睡を妨げる原因となってしまいます。食事は眠る2~3時間前に済ませるようにしましょう。

まとめ

眠ることで分泌される成長ホルモンはダメージを受けた部分を修復する働きがあり、それに伴って毛髪も修復することを指します。睡眠時間がとれていないと、それだけ髪の修復も不十分になってしまいます。さらに、眠ることで脳や体の疲れをとり、育毛を妨害するストレスを解消してくれます。自分の睡眠時間を見直して育毛に繋げましょう。

ハゲ薄毛研究所編集部

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