
薄くなってしまった部分に、人工の髪の毛を加える増毛技術をご存知でしょうか?仕上がりも自然で、植毛のような医療行為ではないでの比較的利用しやすいメリットがあります。
しかし、自分の髪毛が伸びるとバランスが崩れてしまうため、定期的にメンテナンスを行う必要が。増毛後のケアを考える上で「自毛に加えるタイプ」「ハゲた部分に貼りつける(被せる)タイプ」の2面から考えてみませんか?最初に、現在行われている増毛法を大きく4タイプに分けて特徴を理解しておきましょう。
目次
土台が異なる4タイプの増毛法をまずはおさえておこう

増毛法は大きく4タイプあり、「結毛式タイプ」「編み込みタイプ」「接着タイプ」「ウィッグ・増毛剤」が挙げられます。ケアの方法を理解する前に、増毛の特徴を少し知っておきましょう。
1. 結毛式タイプ(自毛利用)
今ある自分の髪の毛に、複数の人工毛を結びつけてボリューム感を出す増毛法です。
1つの毛穴から複数本の髪の毛が生えていることはあまり知られていないようで、「同時に2本抜ける」と心配する人もあります。自毛植毛の際に「株(かぶ)を採取する」という表現をすることからも、1つの毛穴から複数の髪の毛が生えることは普通にあることです。
同じように1本の自分の髪の毛に複数本足すわけですが、問題は元となる自分の髪の毛が抜けてしまうと、複数本がいっぺんに無くなってしまうということです。
ヘアサイクルが急激に退行している箇所の増毛法としては、あまりお勧めできません。
2. 編み込みタイプ(自毛利用)
増毛を行うサロンによっても多少技術的な違いはありますが、特別な糸で土台を作り、その土台に人工毛を編み込むことで全体のボリューム感を出します。
結毛式タイプが髪の毛1本ずつに結び付けるのに対して、土台に編み込みという違いがあります。
この場合、自分の髪の毛が1本抜けるごとに大きく減少することはありませんが、自分自身の伸びた髪の毛により全体が浮いてしまいます。1か月に1回は定期的なメンテナンスが欠かせません。
また、1年に1~2回の全体修理も必要で、寿命は2~3年と言われています。
3. 貼り付けタイプ(自毛を利用しない)
貼り付けるタイプは、髪の毛がない場所に人工毛を植えた特殊なシートを貼り付ける増毛法です。
貼り付けているので粘着力が弱まると剥がれてしまうことから、1か月に2回程度は張り替える必要が出てきます。
また、自毛(産毛を含む)部分と重なると自毛の伸びとともにシートが浮き上がることもあります。定期的にサロンに通い、張り替えやメンテナンスをずっと続けて行うようになります。
4. ウィッグ・増毛剤(自毛を利用しない)
カツラも多く使用されていますが、夜間は取り外すなど脱着可能で手軽です。ただし、見た目の不自然さがどうしても残ってしまい、周囲の目が気になるのは少し残念です。
増毛スプレーやパウダーなどの増毛剤も、薄毛部分で透けて見える頭皮を隠す方法として使われます。増毛剤は1日限りなので毎日、外出前には使用しなければならないのでかなり大変です。
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増毛後に行う適切なケア方法

以上、紹介したように増毛には自分の髪の毛を使って増毛するタイプと、自分の髪の毛を土台として使わないで行う方法があります。
増毛をすると、髪の毛が伸びることによって2つの問題が出てきます。増毛した毛全体が浮いてしまう問題と、側頭部や後頭部に残る自毛部分を含め全体バランスが崩れてしまう点です。
一般の美容院や理容院に行くと増毛した部分のケアはできないので、毎月1回から2回は専用のサロンに通わなければなりません。自宅近くに増毛サロンがあることもケアの重要なポイントと言えます。
自毛を利用する増毛のケア(結毛式タイプ・編み込みタイプ)
全体が浮いてしまうため、1か月に1回から2回程度は定期的に増毛サロンでのメンテナンスが必要となります。
同時に、後頭部など自分の髪の毛の伸びてくるため、カットして崩れる全体バランスを整える調髪を定期的に行うことになります。
自毛を利用しない増毛のケア(貼り付けタイプ・ウィッグなど)
貼り付けタイプのシートも増毛専用サロンで行います。シートの洗浄あるいは新しいシートを購入することになり、普段、頭皮を洗浄することはできないので頭皮ケアも必要となります。毎月、3万円から5万円と少し負担が大きくなる費用の捻出も考えておかなければいけません。
その点、ウィッグは購入時に数十万円という商品もありますが、後頭部や側頭部の伸びた髪の毛を理髪店でカットするだけで良いので維持費は抑えられます。増毛スプレーも比較的安価です。
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おわりに
有名人も利用しているという増毛法は手軽ですが、メンテナンスや伸びた髪の毛のケアを継続するためには定期的にサロンに通う覚悟と、費用の問題を考えておく必要があります。近くに増毛サロンがあることが絶対の条件となります。
また、髪の毛1本1本に荷重がかかり、シートタイプのように頭皮が蒸れることによる毛根へのダメージも考えられるため、「毛根を回復させて発毛を促す」という効果が薄れてくる可能性もあります。
どの時点で増毛を決断するのか、あるいは発毛ケアも続けるなかで増毛も併せて考えるのか、最初にサロンに相談したうえで自分に合う増毛法を検討すると良いでしょう。
ハゲ薄毛研究所編集部
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