
カプサイシンが育毛に効果があるという話を聞いたことはありませんか?カプサイシンといえば、発汗作用やダイエット効果のイメージがありますが、どのような作用が育毛に関係しているのでしょうか。
ここでは、カプサイシンが育毛を助ける働きを詳しく解説します。カプサイシンを摂るときの注意点もご紹介していますので参考にしてくださいね。
目次
唐辛子に含まれるカプサイシンとは
カプサイシンとは、唐辛子が持つ辛み成分のことです。エネルギー代謝に働きかけるホルモンの分泌を助けることで、脂肪が燃焼しやすくなりダイエット効果を高めることで注目されています。
その他にも、カプサイシンにはさまざまな健康効果があるとされます。
カプサイシンの健康効果
唐辛子に含まれるカプサイシンを摂ることで、体には次のような健康効果があると言われています。
「期待できる健康効果」
・新陳代謝の活性化
・脂肪燃焼を促し肥満予防
・血液循環の改善する
・コレステロール値を下げる
・冷え性を改善
・高血圧予防
・疲労回復効果
・便秘の改善
・食欲を増進する
カプサイシンに期待できる4つの育毛効果

体の健康に働きかけるカプサイシンは、体質改善につながり髪が成長しやすい環境を作ることに役立ちます。カプサイシンは次のような作用で育毛を助けると言われています。
1. 頭皮の血行を促進させる
唐辛子を食べると自律神経の交感神経が刺激されて汗をかきます。汗には体の老廃物や毒素を排泄する効果があるため、新陳代謝を高めて血流改善をサポートます。
カプサイシンを食べることで全身の血液の流れが良くなると、髪の育毛に必要な栄養と酸素が頭皮に届けられるようになり髪が成長しやすくなります。
2. 毛母細胞が活性化する
カプサイシンの作用で新陳代謝が高まると、古い細胞と新しい細胞の入れ替えが活発になります。頭皮の新陳代謝が高まると、薄毛の原因になる毛穴の詰まりも改善されて、毛母細胞が本来の力を取り戻します。
その結果、髪が健康に育ちやすく成長途中で抜けてしまう抜け毛を防ぐことができますので、薄毛を改善することにつながります。
3. 寝つきを良くする
カプサイシンの作用は睡眠にも影響を与えます。食事などからカプサイシンを体に摂りこむと、血行が良くなり体温は急上昇します。急激な体温の上昇に対して、体は慌てて体温を下げようと働きかけます。この体温の調節作用が眠気をおこして寝つきを良くする理由です。
育毛と睡眠は深い関係にあり、入眠後の3時間以内に分泌される成長ホルモンが育毛を促進します。成長ホルモンは深い眠りに入ることで分泌量が増えるため、寝つきが良いことは成長ホルモンの作用を育毛に活かせることになります。
カプサイシンの安眠効果を高めるためには、夕食にカプサイシンを含む食事を食べた後に、お風呂にゆっくり入って全身を温めると、快適な眠りにつけるでしょう。
4. CGRPの排出
カプサイシンには、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という物質を放出する作用もあるとされます。カプサイシンを体内に摂り込むことで知覚神経が刺激を受けて脳まで伝わり、CGRPの放出を促すからです。
カプサイシン自体にCGRPを作り出す性質はありませんが、放出量が増えるとCGRPには血管を拡張させる効果があることから、頭皮の血流を改善して育毛に働きかけます。
カプサイシンを含む食材

育毛効果が期待できるカプサイシンは毎日の食事で摂ることができます。カプサイシンを含む食材には、唐辛子には他にも、青唐辛子、ししとう、ハバネロ、ハラペーニョなどがあります。
ピーマンも唐辛子の仲間になりますが、ピーマンにはほとんどカプサイシンは含まれていません。
また、カプサイシンを含む食べ物には次のようなものがあります。
「カプサイシンを含む食べ物を抜粋」
・七味唐辛子
・ラー油
・タバスコ
・キムチ
・コチュジャン
・トウバンジャン
・麻婆豆腐
・担々麺
・カレー
イソフラボンを一緒に食べて効果アップ
イソフラボンは豆類の胚芽に含まれているポリフェノールの仲間で女性ホルモンのエストロゲンと似た作用があることが知られています。
エストロゲンには丈夫な髪を育てる作用があり、女性の薄毛にも影響している成分です。前述で説明をしたCGRPを増やす働きがあることから、エストロゲンと同じ効果のあるイソフラボンを含む大豆製品とカプサイシンを組み合わせて食べると育毛効果が高まることが期待できます。
カプサイシンの摂取量目安は?

育毛効果が期待できるカプサイシンですが、たくさん食べたからといって髪の量が増えるわけではありません。
一度に大量摂取をすると、カプサイシンの刺激で胃腸の粘膜が炎症を起こして胃腸障害などの副作用を招くことがありますので、特に胃腸が弱い人は注意が必要です。
体重1kgに対して60~75mgの計算を目安に!
カプサイシンの1日の摂取量は最大でおよそ2gと言われます。日本で一般的に使われている唐辛子は鷹の爪には、1gに約3mgのカプサイシンが含まれていますので、乾燥唐辛子ではおよそ1本分が適量になります。
カプサイシンの摂取量に決まりがある理由は、カプサイシンの大量摂取には致死量があるからです。カプサイシンは体重1kgに対して60~75mgの計算で体重50kgの人が3,000~3,750mgのカプサイシンを摂取すると死に至るとされます。
実際に致死量に至るまで摂取をすることはないと思いますが、カプサイシンの辛みには脳内伝達物質のアドレナリンやエンドルフィンを分泌させる作用から中毒性もありますので、摂り過ぎには注意をしましょう。
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おわりに
唐辛子に含まれるカプサイシンは、ダイエット効果だけでなく育毛効果にも期待ができる成分です。カプサイシンの持つ血行改善、新陳代謝の促進、睡眠作用、CGRPのサポートは健康な髪を育てるきっかけになるでしょう。
しかし、カプサイシンの摂取には注意点もあります。カプサイシンを大量に摂取することは、内臓の粘膜を傷つけてしまう恐れがありますので、体調不良を招く危険があります。カプサイシンは適量を守って摂りましょう。
ハゲ薄毛研究所編集部
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