
AGAの一種と言われる、壮年性脱毛症は厚生労働省の資料にもあるように、「31歳~44歳」で悩まれる方が多くいます。
こちらでは、壮年性脱毛症になる原因と改善につながるポイントを3つ紹介します。
目次
壮年性脱毛症となる原因とは?

壮年性脱毛症はAGA(男性型脱毛症)の1種であり、症状も同じと言われている脱毛症です。「薄毛家系に生まれたから40歳近くなるとAGAが始まる」と言ってしまえばそれまでですが、それでは壮年性脱毛症防ぐ可能性はないことになります。
まずは、壮年性脱毛症を招く原因についていくつか確認をしていきましょう。
身体が受けるストレスの蓄積や増大が原因
ほとんどの男性が、30代から40代にかけて仕事の量と質、そして責任が大きくなる時期に当たります。AGAにつながる外部環境や身体が受けるストレスの「蓄積」と「増大」です。
一方、テストステロンの平均値は20代の16.8pg/mlから30代は14.3pg/ml、40代は13.7pg/mlと減少する傾向が見られます。数値を見ると男性ホルモンの量と働きが「衰え」ています。細胞分裂の衰えも考えられます。テストステロンだけ見れば、男性としてのピークは20代にあるようです。
汗で頭皮の雑菌増殖が原因
壮年期が、職責の重さや子育てなどストレスが蓄積される年代であることは間違いありません。こんな事例も考えられます。
たとえば、仕事の関係でヘルメットを被っている時間が続くことがあります。ヘルメットをいつも被っていると頭皮が蒸れて、雑菌が増殖しやすくなります。
とくに工事現場の仕事や警察官、自衛官など様々な職場で頭皮にダメージを与える環境にあるためダメージが長期間、蓄積されているはずです。頭皮で雑菌が増えダメージを受けることは、壮年性脱毛症の原因のひとつと言えます。
頭皮が浴びる紫外線も原因のひとつ
とくに営業マンは、真夏の炎天下のなかで紫外線を浴びながら仕事を続けています。こうした頭皮への直接ダメージや、重い職責などストレスを受ける時間も蓄積しています。また、長年にわたりバランスの悪い食生活の蓄積もあるかもしれません。
男性ホルモンの分泌量変化による細胞の衰えが原因
男性ホルモンであるテストステロンの減少は、様々な身体的影響があるようです。男性機能の低下(ED)とともに肥満や骨粗しょう症、うつなどの症状から、高血圧や糖尿病、動脈硬化のリスクも高まるようです。
身体的な変化は、様々な症状になって現れてくるようになります。体全体が少しずつ衰えているとも言えます。
リスクを認識して環境への対応をすれば壮年性脱毛症は防げる
こう考えれば、30代半ばから40代にかけての壮年性脱毛症は早い段階でリスクを認識して、環境への対応をしておけば防ぐことができます。
もちろん、20代後半から30代初めにかけてのAGAも、その数年前からきちんとリスクを意識したケアを開始していれば、防ぐことができます。
壮年性脱毛症の改善につながる3つのポイント

頭皮はストレスに対して非常に正直な存在です。M字ハゲと言われる額のこめかみ周囲が薄くなる症状は、額部分の毛細血管が比較的少なく血流不足が起きやすいことが原因と考えられます。同時に頭頂部が薄くなる症状も、心臓から遠い位置にあり血流不足が生じていると考えられます。
ストレスは頭皮が突っ張る原因の1つです。AGAの男性の多くは、頭皮が薄く、硬く、冷たい頭皮になっています。雑菌が繁殖しない清潔な頭皮の維持と、血流促進は常に心がける必要があります。
ポイント1. 頭皮チェックを習慣化すること
冷暖房もヘルメットなど、仕事に伴う頭皮への悪影響の蓄積は避けることはできません。
そこで、早い段階で定期的に頭皮を「見て」「触って」「揉みほぐしてみる」ことを習慣にするようにしましょう。
頭皮は青白いこと、触ると弾力があり温かいこと、揉みほぐすと柔軟性があること、この3点のチェックを欠かさないようにします。1つでも問題があれば、すぐに生薬由来の育毛剤の塗布と両手によるマッサージを開始します。早い段階なら回復や改善も早いでしょう。
ポイント2. 日頃から頭皮マッサージを行い硬直化を防ぐ
仕事や子育てなどストレス下に置かれることは避けられません。ストレスの影響は、頭皮が硬くなる症状として表れてくることが多いものです。
頭皮の硬直化を防ぐ簡単な方法は、両手を使ったマッサージです。AGAのリスクがあると考えられれば、早い段階から1日数回のマッサージを継続し、シャンプー時は頭髪の洗浄以上に頭皮マッサージを意識するようにしましょう。特に、前頭葉や頭頂部が硬くなっていないかチェックは欠かせません。
ポイント3. 日常生活の見直し
前述したテストステロンの量は、あくまでも平均値です。実際には高齢であっても20代の平均値と同じ例もあるようです。細胞の活性化のために生活のなかに運動を取り入れ、食事や規則正しい生活などバランスも配慮する必要があります。
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おわりに
40代となりある程度の役職に就くと、壮年性脱毛症になっても「そういう年代になったのか」と考える人もいるかもしれません。また、AGAに気づくのが遅くて進行してしまったという方もいるかもしれません。
しかし、意識することは「オシャレな中高年をめざす」という考え方です。自分のビジネススタイルやファッションに自信があれば、ヘアスタイルは薄毛であっても周囲からは尊敬の目で見られるでしょう。
最近は、増毛も簡単にできるようになりました。早くからケアに心がけてAGAの状態を改善し克服することもできますが、増毛や植毛によってヘアスタイルを含めたオシャレを楽しむこともできます。自己表現と自己主張ができることも、30代後半から40代の壮年期の特徴だと言えるでしょう。
ハゲ薄毛研究所編集部
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